山形県上山市のこんにゃく専門店。営業時間(お買物9:00~17:00、お食事11:00~16:00(L.O.)※、日々蒟蒻(cafe)9:30~16:00)

こんにゃくの基礎知識 参

昔は上流社会の食べ物
 鎌倉時代の高野山文書に仏様の供物にしたという記録が残っているほか、室町時代には「糟鶏」と言って高級な食品として間食に、また、寺院から武家や公家へのお歳碁用にも使われたといわれています。こんにゃくが庶民の食品となったのは江戸時代からのようです。

悪性のできもの中風に効用
 織田信長の頃、宮中に出仕して名医の名で知られた曲直瀬 (まなせ) 道三が「宜禁本草」の中で、「卒く寒にして毒あり、つき砕き、灰汁で煮て餅をつくり、五味で調味して食べれば、消渇に主効あり生は人の喉をさし血を出す。よう腫 (悪性のできもの)、風毒 (中風) に主効あり、腫上を摩しつづければ腸風治る」と述べています。
 こんにゃくは、当時から民間療法として用いられていたことが分かります。

こんにゃくが体の砂おろしと言われるのはなぜ?
 昔から「おなかの砂おろし」や「胃のほうき」などといわれてきたこんにゃく。これは、食物繊維の豊富なこんにゃくを食べることで体に不必要なものを掃除する、という意味です。最近、この「先人の知恵」がさまざまな実験で裏付けられています。
 たとえば、ダイオキシンといえば環境汚染の代表的な毒物で、特に胎児や乳児の成長に悪影響を及ぼしますが、ラットの実験によると食物繊維の一種であるセルロースや米ぬか繊維を10%添加したえさを与えると、肝臓に蓄積されていたダイオキシンが75〜84%に減少し、さらに体外に排出された便には通常のエサを与えたラットに比べて約2.5倍ものダイオキシンが含まれていました。これは、食物繊維が小腸と肝臓の間を循環しているダイオキシンを吸着し、便とともに体外に排出していることを表しています。
 こんにゃくに含まれる食物繊維・こんにゃくマンナンも、万が一有害な物質が体内に入っても腸への停滞時間を短くすることができるので、体へのダメージは少なくなります。食物繊維の中でもセルロースやこんにゃくマンナンには一部有害物質の生成や、それを排除する効果が高いと期待されています。
さらに、こんにゃくマンナンのような食物繊維は、腸内細菌叢を改善することによって大腸がんや大腸ポリーブなどの大腸疾患のリスクを軽減させることが知られています。大腸には、100種類、100兆個もの細菌が生息し、これらを腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)と呼んでいますが、 このなかには乳酸菌のような善玉菌だけでなく、悪玉菌もたくさんいます。
 食物繊維の多い食事は、それが善玉菌のよいエサになってその発育を促し、結果的には悪玉菌の発育を抑えるのです。この効果が排便促進作用とあいまって、大腸疾患の予防が期待できます。

 

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